アートセラピーとは

What is Art Therapy?

「アートセラピー」とは、絵画や彫塑などの視覚的芸術制作によって、病気や精神的外傷を負った人々の問題を解決していく心理療法です。芸術の創造的プロセスを通じて、身体的・精神的・感情的な健康を改善し、強化するのです。
ミュージックセラピー(音楽療法)、ダンス・ムーブメントセラピー、ドラマセラピーなど他の芸術表現を用いた心理療法と合わせて「アーツセラピー」と総称する場合もあります。

20世紀半ばに主にイギリスとアメリカで始まり、現在では、病院、学校、老人ケア施設、刑務所、ホームレスや難民のシェルターなど、さまざまな臨床現場で、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人々の治療に用いられています。

また、リラックスできる、自分らしさを取り戻す、自己成長を助ける、などの効果があり、自分の心と身体につながることによって、悩みや問題の解決にも役立ちます。
「治療」を必要としている人のためだけのものではなく、ストレスフルな現代社会に生きるすべての人々にとって、心身の健康を促進し、病気を予防する役割を持つのです。


月のおうちでは、このセラビューティック的な「心の成長」や「創造性」を育てるセラビューティック的なアートを提供いたします。

アートセラピーのメリット

言葉でのコミュニケーションに頼らない

アートセラピーは、カウンセリングや分析的心理療法などに比べて、言葉で自分の感情を説明したり、問題を考えたりする割合が少ない療法です。ですので、言語の発達が十分でない子どもや、言葉でのコミュニケーションが苦手な人にも適しています。言葉で自分を表現する機会や経験が西洋人と比べて比較的少ない日本人にも向いている療法だといえます。

アートを通して無意識と意識をつなぐ

​心理療法においては、無意識の領域に抑圧された情動を意識化するプロセスが必須です。アートセラピーでは、無意識下の情動を創作表現によって視覚的に具現化し、セラピストの助けによって、現れたイメージと対話しながら言葉へと紡ぎ、意識上に引き上げます。このように、アートを媒介にして意識と無意識をつなぐことができるのです。自分の口から思ってもみなかった言葉が出てきたり、気づかなかった感情が出てくることも多々あるのはそのためです。

アートによって安全に「カタルシス」を起こす

​問題の原因となった外傷的な出来事を思い起こし、再体験し、手放すプロセスを「カタルシス」といいます。アートセラピーにおいては、作品を創作することで無意識下に抑圧されていた情動を表出すると同時に、問題の原因となった出来事を創作活動の中で間接的に再体験し、穏やかな方法で安全に消化・昇華していきます。

 

 


 


Therapeutic Art

こころとからだをつなげるアート

 

アートは、頭と心と身体をつなぐ架け橋になります。

言葉にできない思いを生き生きと表現し、無意識の底にうもれていた感情を解放します。

心や身体の深層にはたらきかけてバランスをとり、創造力と自己治癒力を活性化させ、心身の安定や成長を助けてくれます。

ときに身体の感覚に集中し、ときに滲み出る感情と対話し、ときに自然を観察することによって、

自分や自分を取り巻く世界と向き合う過程で生まれた作品の一部をご紹介します。

 

月のおうちでのアート
私たちの生活の中に応用することによって癒し効果を得るセラピューティックなアート(アートワークセラピー)があります。



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アートセラピーの効果

・見えない自分のココロを色や形にして見ることで、
客観的に自分を見ることができ、
気持ちが整理されます。

ストレス発散
もやもやしていた気分がスッキリしたり、
解放されたりします。

・癒やされます

・ココロとカラダが活性化されていきます。

・物事に対して前向きな気持ちになります。

・抱えている問題の解決の糸口が見つかります。

・自分が進んでいく方向性が見えていきます。

・無意識からのメッセージをアートを通して、
受け取ることで、
自分でも気づいていなかった
新しい気づきがあります。

・自分はこれでいいのだと思えてきます。

 

セラピストの紹介

 

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一般財団法人生涯学習開発財団及び
クエスト総合研究所認定マスターアートワークセラピスト
はまだ・けいこ